求人情報

　森林には県土の保全、水資源のかん養、二酸化炭素の吸収による地球温暖化の防止などの多面的機能がありますが、こうした森林の大切な機能を発揮させるためには、森林が健全でなければなりません。しかしながら、近年そうした健全な森林を維持するための作業を担う林業就業者が高齢化しており、若返りが必要になってきています。
　この機会にぜひ、林業へチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
　現在、県内には、森林組合をはじめとする主な林業事業体が54団体ありますが、これらの事業体では人手が不足しており、随時、就業者の募集を行っております。

求人情報や林業のことを詳しくお知りになりたい方は、山形県林業労働力確保支援センター（電話023-666-6348）にお問い合わせください。

令和6年12月3日更新

※各事業体への連絡先は、「認定事業体一覧」でご覧下さい。

無料職業紹介

無料職業紹介所開設の目的

　山形県内の林業事業体への就業を促進するため、求職者と求人者のマッチングを図り、現場就労者の安定的な確保・育成を図ることを目的としています。

無料職業紹介業務について

　公益財団法人やまがた森林と緑の推進機構は、令和4年12月1日付けで厚生労働大臣から「無料職業紹介事業許可証」の交付を受け、林業分野における職業紹介事業を行っております。
　無料職業紹介所では、職業安定法第33条に基づき、山形県内の林業事業体で働きたい方を対象に、就業の紹介・斡旋を行います。
　求職を希望される方と相談・面談の上、スキルや経験、就労に関する希望をお聞きし、山形県内の林業事業体への紹介等のサポートを行い、採用までのお手伝いをいたします。
　また、山形県内の林業事業体の皆様には、担い手確保のための求人情報の提供についてご協力をお願いしております。

事業紹介・斡旋の流れ

無料職業紹介事業のフローチャート

求職・求人の手続き

　各種様式の「運営規程」及び「個人情報管理規程」をご覧いただき、求人又は求職の希望がある場合は、「求人票」または「求職票」の様式をダウンロードしてご利用ください。

森林と林業の仕事

　山形県の林業従事者は、減少傾向にあり、また、年齢も60歳以上の人が約３割を占めております。このため、支援センターでは、山林作業が未経験の人でも安心して働けるよう労働環境整備への支援・指導も行っており、意欲ある若い人達の就労を支援しております。

造林

①植林

樹木を伐採した跡地を整理して、苗木を一本一本植え付ける作業。 主に苗木の根が活動を始める春、もしくは伐採後の秋に行われる。 植林は、将来の森林を造るという意味でも、公益性の高い作業である。 現段階では、すべて手作業によって行われる。

保育

②下刈り

梅雨末期から盛夏にかけ、苗木に光をあてるため、まわりに生い茂る雑草を取り除く作業。 木を健やかに育てるためには欠かせない作業だが、夏の暑いなかで行うため 大変な作業となる。主に刈払機を使って行う。

③除伐

秋は除伐作業と枝打ちの季節。除伐とは、植え付けた苗木の成長を妨げるほかの樹木や、 雪で曲がったり途中で折れたりして健全に成長しそうにない立木を取り除く作業のこと。

④枝打ち

節のない、より質の高い木材を生産するため、幹から出ている不要な枝を切り落とすのが枝打ち。

保育/素材生産

⑤間伐

木の密集を防ぎ、太陽の光を森林のすみずみまでいきわたらせ、健康な樹木が育つように間引きをする伐採を間伐という。 枝打ち同様、長い時間をかけて栄養分を豊富に蓄えた表土が流されないようにするためにも重要だ。

素材生産

⑥主伐（収穫）

住宅などの材料にする目的で、利用可能な大きさになった樹木をチェーンソーやハーベスタといわれる高性能林業機械を使って伐採する作業を主伐という。

⑦集材・造材

間伐・主伐した木を一カ所に集める作業が集材。造材は、間伐・主伐した木の枝を切り落とす「枝払い」と、決められた長さの丸太にする「玉切り」を行う作業を指す。 チェーンソーを使って行われるほか、プロセッサなど大型の高性能林業機械が使われる。