機構概要
理事長あいさつ
公益財団法人やまがた森林と緑の推進機構は、公益財団法人山形県林業公社と公益財団法人山形県みどり推進機構が合併し、令和3年4月1日に設立されました。設立以来、山形県の森林・林業の推進役としての役割と責任を改めて強く認識し、当機構が有する専門的な知識や技術を最大限に活かしながら、県民の皆様へのサービス向上に努めているところです。
昭和42年から造成した約1万6千haの森林については、適切な管理と整備を実施し木材生産を行うとともに、森林の有する公益的機能の維持増進に努めています。また、緑の募金や緑基金などを活用し、県民・企業による街の緑化活動や里山の森づくり活動を支援しています。さらに、林業従事者育成基金を活用し、就業者等の確保や緑の少年団・森林ボランティア等の育成なども行っています。
このような中で、県内の森林は本格的な利用期を迎え、県産木材の生産拡大とスマート林業による林業生産性の向上、市町村による森林経営管理制度の円滑な実施、林業関係団体等と連携した担い手の確保などが急務となっています。また、「持続可能な開発目標SDGs」や「ゼロカーボン」を見据えた県民総参加の森づくり活動の推進など、公益財団法人として林業関係者はじめ県民の皆さんと一緒になって進める必要があります。
こういった取組みを積極的に進めながら、県が推進している「やまがた森林ノミクス」や「やまがた木育」をより一層の加速化させてまいりたいと考えています。
今後とも、山形県の森林・林業のますますの発展のため、役職員一丸となって鋭意努力してまいりますので、県民の皆様をはじめ、関係者の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
やまがた森林と緑の推進機構
理事長 今井 敏