林業への挑戦




夢のあるカッコいいスマートな林業士を目指して
小野寺 哲
出羽庄内森林組合 就職
 私が出羽庄内森林組合で働き始めて10年が経ちます。それ以前は、アウトドアが好きでやはり外で体を動かす仕事をしていましたが、森林組合に入り、いざ山の現場で作業してみると「全く別物だなー」と感じたのを覚えています。一番は、専門的な技術を覚えることが多く大変でした・・・というか、今でも大変です。
 よく先輩には「一丁前になるには3年かかる」と言われましたが、林業技術やチェンソーなど林業機械はどんどん発達するし、仕事の内容も多様化・複雑化して面倒なことも多くなり、毎日こなしていくのが精いっぱいで‘いつになったら一人前?’という状況です。幸い良き先輩に恵まれ、時には厳しく、時には優しく、学校や講習会などで学べない日常的なことまで多くのことを教えてもらっています。
 そんなこんなで10年があっという間に過ぎ、今は班長という大役を任され、現場の段取りから後輩の指導、はたまた、詰所のごみ捨てまでと、毎日が疲労困憊、鬱憤と格闘していますが、充実した日々を過ごしています。最近は他の森林組合や林業事業体の方々と一緒に仕事したり講習会や研修会など交流の機会も度々あり、その刺激を仕事に活かしています。上司には「コストがかかり過ぎだ!」とハッパをかけられ、また、悪天候の中での作業に危険を感じる時もありますが、痛ましい事故が多い林業界において、常に安全第一を心掛けていきたいと思います。
 若い世代に「オレもあんな仕事してみたい!!」と思わせるような、夢のあるカッコいいスマートな林業士を目指していきたいと思っています。
季節とともに、日々精進
阿部壮太
西村山地方森林組合 就職
 私が西村山地方森林組合に就職して3年が過ぎました。その前に県外の林業の会社に5年ほど就職していましたので、林業の世界に飛び込んで、8年が経過しました。
 その以前は、林業とはまったく異なる仕事をしていましたが、ある時期から『外で思い切り汗を流して仕事がしたい!』と思うようになりました。そんな時、テレビで木を伐倒する映像が流れていて、ますます林業というものに興味が沸いてきて、この世界に飛びこみました。体力には少々自信があったので、何とかなるだろうと思っていましたが、その甘い考えはすぐに吹き飛ばされてしまいました。チェーンソーや刈払機を持って、足場の悪い急斜面での作業にすぐにへたばってしまいました。今まで外仕事の経験があまり無かったので、何が安全で、何が危険なのか、何処に気を配ったらいいのか、何ひとつわかりませんでした。それでも、『もっと仕事を覚えたい!』『上手くできるようになりたい!』という思いで毎日仕事に励み、今に至っています。
 毎日毎日、自然の中に身を置いていると、暑い・寒いは勿論のこと、山の色が少しずつ変化していくのを見て楽しむことができ、春の山菜や秋のきのこなど、山の幸を頂きながら、季節の移り変わりを敏感に感じとることができるようになりました。その反面、自然相手の仕事なので、常に危険がつきまとっています。少しの気の緩みから大事故になる可能性だってあります。そのような状況下だからこそ、一緒に働いている同僚としっかりと連携を図り、安全かつ、作業がスムーズに出来る様にしていかなければいけないと思います。常に危険が伴いますが、下刈りや間伐など自分が手を掛けた林が数年後、どのような林になるのか想像すると楽しくもなり、非常にやりがいのある仕事だとも思います。
 経験も知識もまだまだで、作業の段取りや進め方、丸太の知識、重機の操作など、覚えることがたくさんあり、林業の奥深さを感じています。これからも、ひとつひとつ身につけながら、日々精進していきたいと思います。

自然相手だから感じる達成感とやりがいのある山仕事
舟山 悠
小国町森林組合 就職
 私が小国町森林組合で働き始めて5年目になります。以前は東京で仕事をしていましたが、地元に帰ってくるのを機に地元で働くなら、身近にある山に関わる仕事がしてみたいと思い、この仕事を選びました。
 実際に現場に行くと初めは驚くことばかりでした。チェーンソーを使った伐倒作業に圧倒されたり、普段目にすることはない林業専用の重機が沢山あったり、そして、木と木の間にきれいに倒す技術や重機を巧みに操り作業する姿に感心しきりでした。また、初めてチェーンソーや刈払機を使った時、鋭い刃と迫力ある音に腰が引け怖かったことを今でも覚えています。
 そんな私でしたが、諸先輩方に仕事のコツや安全に作業するための注意点など学び、少しずつ仕事を覚えてきました。
 林業は自然が相手なので風や地形、木の状況などを踏まえて仕事をします。例えば、伐倒作業では木の重心や周囲の状況を見てどの方向に倒すのかなど考えて作業を進めていきます。それが林業の難しさでもあり、楽しさでもあると私は思います。うまく行ったときは達成感を味わえますし、遣り甲斐を感じることができるので向上心をもって仕事に取り組むことができます。
 雨や雪、暑さなど天候が厳しく大変な思いもしますが、雄大な自然の中で働くのは気持ちがいいですし、仲間と協力しながらの仕事は遣り甲斐があります。一つの現場が終った時や作業がスムーズに行った時の喜びはひとしおです。
 春には山菜、秋にはきのこなどを見つけたり、四季を感じながら働けるのも林業の楽しみでもあるとおもいます。
 まだまだ学ぶことは沢山ありますが、これからも自然を感じながら、向上心を持って、林業という仕事に誇りを持って仕事に励んでいきたいと思います。